迎え火

ここ数年、田舎の親戚関係がぞくぞく死んでます。
僕が小さい頃、一緒に遊んでくれた祖父母、おじさん、おばさん、
隣の家のじいちゃんばあちゃんなどなど、
今の社会的な僕ではなくて、本当の僕を知っていた人たちがずいぶんいなくなりました。
田舎に戻ってもずいぶんさみしくなりました。


年を取ると不思議なもので、田舎の風習が懐かしくなります。
若いころ、都会的でなく、非合理な風習を毛嫌いしてましたが、
仙台に移り住んで家を建てて、いろいろ自由にできるようになって
嫌だった田舎の風流を移植しようとしている自分がいます。
そんなわけで、お盆の迎え火、今年から始めてみました。
仙台では玄関先に灯篭を飾るみたいですが、私は秋田流です。
仏壇や神棚がないのでお供え物はしていませんが、
祖霊を招き入れる気持ちは満々です。