スキー板について思うところ

最近、1080が名機だってことで検索かけてくる人がいるので
ちょっともやもやしたので一言。


名機だっていうのは、あくまで21世紀の初頭って話であって、
2015年の現時点では随分陳腐化していて、
似たような、というかそれ以上のコンセプトで売り出している板が腐るほどあるということ。
21世紀初頭、ツインチップであの板というのはコンセプト的に画期的で
かつ、汎用性もかなり高かったと思う。
似たようなところで、エネミーやコンセプトなんかもずいぶんいい板だった思う。
ただ、それはあくまで「当時は」というカッコに括られる。


翻って現在。
1080のコンセプトを下地に、さらに画期的な板が出ている。
正直、追いきれないメーカー数にそれに応じた板の数。
もし、今の名機はなんなのか聞かれたら、
アルマダのアルファ1か、JJあたりじゃないだろうか。
それだって、来年あたりになれば、名機といわれる板も変わるだろうし、
また、何を指向するかで名機の定義も変わるだろう。
そういうわけで、私のブログで1080が名機だって書いているからと言って、
それはあくまで21世紀の初めのあの時期においては名機であることを言っていて、
あれから10年以上経った今ではそうでもないという話。
今、私が1080を履いているかと言われると実はそうではなくて、
フォルクルの板を履いている。
それが名機であるか言われると微妙だけど、
ただ、昔の1080より随分扱いやすいとは思う。
昔の自分が履いていたらもっとスキーが上手くなっていたかもしれない。
それくらい扱いやすい。


つまり何が言いたいかと言うと、
1080よりもっといい板、今はたくさんあるよ。
と、言うこと、と、
自分にあったいい板はいて、雪山楽しみましょう。