別の物語の提案

六本木の大きなビルで働けちゃえなくても、
医者や弁護士になって自分の事務所をもてなくても、
甲子園に行けなくてプロ野球選手になれなくても、
仮にそれらを職業にするようになって
大きなミスで仕事に穴を開けてしまったとしても、
そういう仕事につこうが、つくまいが、
仕事で成功しようがしまいが、
そんなもんはその人の人生の一面でしかなくて、
そんなもののために残りの大部分を自ら降りるようなことのないよう
残りの人生で子供に伝えられればいいな、と思う夏の日。