35日目

わかぶな(19)　雪　1人
風が強い。
日本海から吹き込む風が荒川を伝ってスキー場へ吹き上げる。
クワッドリフトからパークへ下る斜面は強い向かい風。
漕げども漕げども前に進まず。
1本滑っただけで漕ぐのに疲れて、
また今日もボックスに張り付くことに。
本当にハイクは辛い。

しばらく遊んでいるとOさんが向こうからやってくるのが見えた。
颯爽とウェーブボックスに飛び乗って…と、
次の瞬間、バランスを崩してボックスの餌食に。
なんていう久々の登場の仕方だと思った。
本人は相当痛がっている。

近くに寄って挨拶すると、
転勤することを知っていたようで、残念がられる。
そう残念がられるだけでもありがたいと思う。

以下、練習日記。
何はともあれバックサイドへまわしてみよう！！が今年のテーマ。
とりあえず、270で入って、つま先エッジで回転を止めて、SWでアウト…までは今日できた。
問題はこの先で、現状は止めるだけの抵抗しかつけれない。

帰ってから、同居人と外出。
美浜家でラーメン喰って、亀田のソウズで酒を飲む。
普通、飲んでからラーメンだが、うちは喰ってから飲む。
その店のお品書きをぼんやり眺めていると、「かきのてんぷら」と言うのがある。
一見は気に留めず、「かきのてんぷら」なのだから、
かきをbeてんぷらedしたものが盛り付けられて出されるのだろうと受け流す。
飲み食いして手持ち無沙汰になると、またそのお品書きを見る。
そこでまた、「かきのてんぷら」が目に入る。
「かきのてんぷら」について、酔っ払った頭で考えてみる。
30年以上生きていても、かきのてんぷらはこのかた食べたことはない。ことに気づく。
せっかくなので頼む。
食べると相当淡白。塩をつけて食べるといい。
かきフライのイメージで頼むと失敗したと思うだろう。
九州へ行ったときに食べた鳥てんもそのままでは淡白だった。
そんな淡白なてんぷら。