ボーナスとワックス6回目

 昨日はなんともなかった左ひざが、今朝起きてみると、おやちょっと痛い。詰まった感じが皿の周り、特に外側に感じられて1日切ない思いをする。きっと遊びすぎた罰だろう。


 膝が痛いからと言えども日々の生業はあるわけで、診断書を取り寄せて2週間安静などと上司に申し付けるのは曲りなりにも職業人として自活している者のプライドが許さない。
 なので、とりあえず、自分の領域は頑張るため、足を引きずっても屋上上るし、鉄筋に穴を空けの手伝いもする。いつもと変わらないように振舞うだけだ。


 と、言っても明らかに去年より少ないボーナスの明細をみるとやる気が萎んでいく。もらえるだけましなのだと言い聞かせて、自分を慰めてみる。しかし、自分と大して年の変わらない公務員が70万近く貰っているのを見聞きすると、自分のおかれている現実とそんなに貰っている他所の人への嫉妬とか混じって、急に何か分からないものに向かって腹が立つ始める。
 腹が立ったついでに、この冬なじみになったこの数字を軽くいじってみる。人事院勧告から勤務手当が月額給料の0.72倍、期末手当が月額給料の1.6倍とし、それを加えた2.72でこの70万を割るとこの額をもらえるはずの平均年齢35歳くらいの公務員が月々貰っているだろう平均の給料が出るはず。そんな風にみなして計算してみる。と、その額大体30万円。
 統計の魔術で平均をとると上方に引きずられるから、この数字を単純に鵜呑みするのは早計なのだがこの数字は正直うらやましい。焼肉屋に何回いけるだろうか…レクサスが月賦で買える…それに引き換え自分はと思う。腹が立つ。
 何で自分がこんなに甲斐性がないのか考えるとなおのこと腹が立つ。そういう風に育てた親にも腹が立つ。給料を上げない会社にも腹が立つ。なんでんかんでん腹が立つ。こうも腹が立つこと多いといずれ攻撃性は外に向くだろう。通り魔の人たちに心中もそんな感じなのかもしれない。たぶん。
 そんなこんなで腹が立つとご飯が上手くないので、考えることを止めることにする。結局、風呂に入って、酒を飲んで、何も考えないことが一番いいことと結論付けて寝ることにした。


通算ワックス回数

アンチBB 6回

グリーン 9回

★★3種混合★★

イエロー 2回

レッド  2回

ブルー 2回