鶯宿温泉2日目

 朝から雨と雷。気分が盛り上がらない。と思って、せっかく頑張って朝起きたのに、そのまま帰路に着く。玄関で昨日の親子と出会う。いろいろタイミングが一緒だ。子供の1人が店のばあちゃんに抱えられてあやされていた。なにも知らなければ孫とその祖母にしか見えない。客と従業員の垣根を一気に飛び越えることができるのがこの宿の魅力なのだろう。都市生活を余儀なくされる自分のいる社会とパラレルにある共時的な、間違いなくそこへ行けばある世界に、この夜もだれかが泊まっていると思うと落着かないふわふわした不思議な気持ちになって面白い。
 記念に宿のあるとおりを一枚。きっと晴れた日にはまた違った趣があるのだろうと思う。その時を見てみたい気もないわけではない。というわけで、はっきり線を引かないまま、08年のウォータージャンプは昨日で終了。
 帰りに車中、田舎に顔を出すか迷ったが、ちかぢか式であうのだし、それよりもおそらく次の仕事先になるだろう仙台から岩手への下道探索をしても悪くないと思い、ドライブ。なんだかんだで岩手を抜けるまで、2〜3時間掛かる。江釣子あたりまで下道で行って、そこから高速にのって仙台に行くのがよさそうだと思った。
 金成若柳で高速に乗って、たぶん長者原SAで豆腐ドーナツを食べる。荷台を調理用に改造したトラックでおじさんが販売している。匂いに引かれて立ち寄る。値段も5個で500円と手ごろだったのと、腹が減ったので購入。揚げパンの類はもたれるからあまり食べないが、ここのもたれなかった。味はほのかに甘く、あっさりした味わいで美味い。揚げたてはさくさくして美味かったが、醒めるとしっとりして美味い。なので、同居人にみあげで買った分も食べきってしまった。
 村田で高速を降りて、福島へ。土湯を通って、裏磐梯を抜けて喜多方、坂下で高速に乗って帰宅。土湯から裏磐梯は紅葉目当ての車で混雑していた。途中、土砂降りにもやられた。
 そういえば、08-09ウォータージャンプとカテゴリーを作ったが、寒くて年は越せないわけで誤った名づけかただと今頃気づいた。

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