39/帰省

ガソリン狂想曲はぼちぼち終焉を迎えつつあるよう。
依然に比べてさほど待たずに給油できる状態。
というわけであえて、田舎に戻って給油するまでもなかったわけだけど、
とにかく風呂にゆっくり入りたかったので、
灯油とガソリンを買いに行く名目で妻子を置いて実家へ。
妻子は気が乗らないという理由で自宅。


朝5時発。
紫波PA地震以来初の給油。10分待ち。で満タン。
気づくとなぜか田沢湖スキー場着。9時くらい。
春スキー価格で5時間券1800円。
地震以来初のスキー、こちらは田沢湖で再起動。
ガリガリガチガチバーンでしだいにピステンかかったところも削られ、
さらに強い風に磨き上げられて、
パーク板のエッジでは太刀打ちできなくなり2時間くらいで撤収。
リフト沿いにこじんまりパークもあって頑張っている感じ。
緩んできたら楽しく遊べそう。
来週来ようかと思い中。


実家は、今年の大雪を受けて、気持ち3月上旬くらいの積雪量。
うちの裏庭も弱層テストを好きな場所でできる積雪量。
実家着。1時過ぎ。
母親がカレーを作って待ってた。
農協GSは農協会員優先で一般の客は入れてくれなかった、とか、
今回たまたま電気の復旧が早かったらよかったけど
オール電化のように一極に集中するのはなにかとリスキーだ、とか、
風呂と給湯は灯油ボイラー、ガスはプロパン方式がいいとか、
反射式ストーブは棄てないでとっとくといい、とか、
やっぱり昔ながらのやり方がリスクを分散できてサバイバルするには良い、とか、
父親のそんな話を聞き終えて、風呂。
頭も身体も2度洗い。子供の頭が臭くなっているから洗ってやりたかった。
3時発。
羽後街道から古川で高速。
途中、東部道路経由で自宅着が6時前。


あえて東部道路経由。
道路隔てた向こう側は同じ日本の景色か…と思うほどの泥と瓦礫の世界、
往時の面影はまったくなく、テレビや新聞でいつも見る映像がパノラマで広がる。
その時を向こう側で迎えたら逃げ場はない、そんな惨状。
若林JCTのあたりが水受けになって、
流れ着いた防砂林や1BOXな車が多数。
津波は余勢を駆ってまだまだ此方へ進めたのだろうが、
東部道路に遮られて、こちら側の被害は向こうに比べて軽微。
道路がなかったら、おそらく家の車ぐらいは流されていたのかも。
かけた防砂林の向こうには太平洋がゆらゆら見えていた。