里芋の蒸し方

冬囲い

八幡平への道中はずっと雨。
道路の温度計は10℃前後。
確認するとリフトは動いていない話。
なんか頭も痛いし、無理するのはいかがなものかと思い、
紫波で引き返して、実家に行った。


家に着くとちょうど両親が昼食を終えたところだった。
昼食のチャーハン食べて、昼寝して、ついさっき自宅へ。
家庭菜園もすっかり片付いて、
隅に僅かばかり大根が植わっているだけで、
畑がずいぶんさっぱりした云々と母親と話していると
そんな話題をする自分を物欲しそうだと受け取ったのか
家にある野菜や芋を父親と2人では食べきれないから
仙台に持って行ったらとすすめてきた。
荷物になるからと言って断ったが、
せっかく来たのだからと母親に言われるがまま、
里芋と長芋と家の野菜少々をダンボール一箱に入れて持ち帰った。
どこに仕舞おうか、思案するまでの間、
家の玄関においておくことにする。


実家の窓から見る景色は風が強く、雲の流れが随分速かった。
晴れ間が見えたら、向こうから大きな黒い雲の塊がすぐに流れて
電灯なしでは家の中が薄暗くなる具合。
遠くでは雷の響く音が聞こえていた。
やっと冬の入り口らしい天気になったと父親が言う。
予報では今夜から雪が降るらしい。


綺麗に皮から土を落とした里芋をサランラップに包んで、
電子レンジのゆで野菜モードで加熱すると蒸芋になるのだけど、
これだけの工程で簡単に皮が剥ける。
その里芋に辛子やかんずりをつけて食べると結構旨い。
…ということを親に教わったので、
これからちょっと、里芋を肴に
この前買った八海山で一杯やります。
では。