道草
読んだ。
- 作者: 夏目漱石
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1990/04/16
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 16回
- この商品を含むブログ (27件) を見る
夫婦の関係、親類関係、仕事、
そういったものの行き着く先は
金の問題であると言いたかったのか?
島田元夫婦や比田夫婦、兄、妻の父、
当然、健三も困っているが、
この話で金に困っていないものはいない。
だれもが年齢を問わず困っている。
困るきっかけは様々。
金の問題は生きている限り片付かない問題のように見える。
単純に読むと、このように年を取っても金の問題はついて回る…
そういうところで、落着いてしまう。
きっと、読みが甘いだろう。
健三は学問の牢獄も変わって、
金欠と夫婦仲の悪さの牢獄に捕らわれるが、
学問の牢獄でできたように、この二つの牢獄を礎にして、
主人公は未来に何を築くことができるだろうか?
それが、未来に立ち位置を持つ主人公が語る
「金の支配を受けない真に偉大なもの」のことか?
夫婦のわだかまりや行き違いはリアルが書かれていて、
まるで同居人とのやりとりを見るようで、嫌な汗をかいた。
渋滞について
ビッグスワンから弁天線の橋の手前を起点に大渋滞。
普段なら5分もかからない道路に40分もかかった。
腹が立ったので原因を見てやろうと思い、
横道に逃れず進んだら、片側2車線のうち1車線を潰して、
下水工事をしていた。
幹線道路なのに…
行政が渋滞を誘発してどうする。
この工事の計画立てた奴はバカだ。