鉄血のオルフェンス感想

まだ、終わっていないのだけど、一応、最終話の直前まで見た感想を箇条書き


少年少女の成長物語、というところんだろうけど、
成長させたい少年たちがガンガン死んでいる。
ヒロインは革命の旗手って感じにやる気を出して成長した感じ。
少年たちはあまり成長していないかな?という印象。


ISなどのテロ集団の少年兵のイメージ。
大人の思惑に利用されて使い捨てられる子供。
ガンダムグシオンを使っていた海賊が象徴的。
もともとの鉄華団も似たような扱われ方。
心を落ち着かせることのできない居場所のない子供たちが
子供たち同士で安心できる疑似家族を作ろうと、
外圧をはねのけるため、戦わなければならないので
戦うための結束を固めるために家族の契りを結ぶ、みたいな。
その逆かもしれないけど。


少年を代表する虐げられる存在と支配階級である世界政府の軍隊や議会の人たちの関係。
利用されて虐げられるというのは火星の少年たちやスペースデブリの子供たち、ドルト3の労働者階級。
世界政府の軍隊の中での支配層とそれに利用される者。
地球外縁隊の司令官、あらやしきでガンダムと一体化した兵隊とそれを使い捨てる支配層の人たち。
世界政府の中でも利用するものとされるものが存在するという点で
この2つの対立軸が複層にはりめぐされている。
もしかしたら、ヒロインの父親やテイワズの親玉、議会の元議員は
あわよくば世界政府を利用しようとして上前を撥ねる積もりかも。
世界政府さえ利用される存在。
2項対立を何層にも使っていて、物語が薄くならない。
単純な勧善懲悪の話に陥らないので大人も見れる。


大人と子供。
鉄華団のお目付け役の大人の女性。
話すことは正論なんだけど、それが受け入れられない少年たちの狂気というか集団ヒステリー。
なんだろう、暴走族があって、対立する団体と抗争する感じ。
けつもちをやってる暴力団がヒロインの父親やテイワズの親玉、議会の元議員かな。
その暴走族も暴力団にいいように利用されて…みたいな。


とりあえず、最初の感想。